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ミヤコシ、エントリーモデルの新型オフ間欠機発表 高品位印刷など既存機の機能踏襲

(株)ミヤコシ(千葉県習志野市津田沼、宮腰亨社長、TEL047-493-385)はこのほど、新型のラベル向けオフセット間欠機「MEL13A」を開発した。

新機種は、既存機「MLP」シリーズの高い見当精度や生産性などの機能を踏襲。印刷準備コントロールとリピートデータに基づき、ジョブチェンジに要する時間の短縮や損紙の低減に貢献する。紙粉除去装置や自動インキロール洗浄機能、インキキーリモコン、ダイカットギャップ調整機構、見当監視モニターなどのオプション搭載を可能にしつつ、設計の見直しを図ることで、導入しやすい価格帯を実現。加えて自動見当装置もオプション設定している。
印刷速度は天地サイズを問わず最大で毎分150ショット。さらにインライン加工のニーズに対応するため、平台のスクリーンユニットを新たに開発。ほかにも加工ユニットが搭載可能となっており、高付加価値ラベルの製造に応える。
主な仕様は次の通り。
▽最大基材幅…350ミリ▽最大印刷幅…330ミリ▽最小印刷幅…100ミリ
同社は現在、スペイン・マドリードのミヤコシ・ヨーロッパを拠点とし、欧州地域での販売展開に注力。新機種は、同地域の印刷会社が導入しやすい機種として開発された。ミヤコシでは「世界的に小ロット化が進む中にあって、生産性を落とさず、オフセット方式による高い印刷品質を実現する」とコメント。ワインや食品、飲料、化粧品などのラベル製造にマッチした機種として訴求する。
 
 
(2020年2月1日号掲載)

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