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兼松、日本市場へ進出 伊DPRの製品販売も開始

兼松はこのほど、日本のラベル市場への進出を発表するとともに、リワインダーやアンワインダーなど印刷機の周辺機器を手がけるメーカー伊DPRの後加工機「Virgo(ヴアーゴ)」について販売を開始した。同製品は卓上サイズで、ラベルプリンタとの接続に適したコンパクト性、カスタマイズ性といった特徴を備えており、兼松が国内のラベル市場向けに提案する製品の第一弾となる。

Virgoはロール・ツー・ロールの搬送機構を備えた後加工機で、カッティングプロッタをはじめ、スリットやラミネート、カス上げといった機能を搭載。対応機材幅は100〜140ミリとなっており、卓上ラベルプリンタと連携して小ロットからのラベル製造を実現する。
兼松は海外のラベル市場に対して、ラベルプリンタの自社ブランド「SwiftColor」シリーズを代理店経由で販売している。それらのプリンタに接続するリワインダーや後加工機などの開発でDPRと協業しており、このほど日本市場へ向けても同社の製品を展開していく方針を発表した。
兼松の電子・デバイス部門電子機器部第一課、矢野達郎氏は「日本のラベルプリンタは海外でも印刷品質などで高い評価を受けており、DPRの製品は高品質なプリンタに見合った精度の高い加工を可能にする」と説明し、同課の堺俊浩課長は「欧米のラベル市場で展開していく中で、品質要求の高い日本でも市場性が見込めると判断し、新たに国内の展開にも注力していく」と話す。国内のプリンタメーカーと協業し、プリンタとVirgoを組み合わせ提案していくとする。
兼松は今後、印刷会社やブランドオーナーに対し、後加工も含めたラベル製造ソリューションを訴求していく。問い合わせは、電子・デバイス部門(TEL03-5440-9960)まで。
 
(2019年12月15日号掲載)

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