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ローランドDG、レーザー箔転写機発表 「皮革対応」「転写範囲拡大」も

ローランド ディー.ジー.の子会社DGSHAPE株式会社(浜松市北区新都田、尾藤寿社長、TEL053−482−7069)はこのほど、レーザー箔転写機の新製品「LD-300」を発売。転写可能エリアを拡大したほか、皮革への加工も実現するなど、従来機「同80」から機能をアップグレードしている。

同機はオンデマンド加飾が可能なレーザー箔転写機「LDシリーズ」の新モデルで、従来機から転写エリアを拡大し、271×192ミリ領域に対して加工が施せる。最大で、281(W)×213(D)×216(H)ミリの素材をセット可能。素材の上に光吸収フィルムと箔シートを被せ、レーザー照射によって箔を転写する仕組みとなっている。ピンポイントに光をあてる独自機構によって、紙素材のほか、熱に弱いアクリルやポリプロピレン、ポリカーボネートといった素材に対しても使用できる。
新たに皮革への箔転写も実現しており、さらに、光吸収フィルムのみを使用することで、焼き印のような風合いの印字も可能。担当者は「素材を焦がしているわけではないため、脱臭装置も不要で皮革を加工できる」と訴求する。
ロゴやイニシャルの転写によって、ギフト・ノベルティーの付加価値を向上させる用途で採用を見込む。担当者は「LD-300は、従来機である同80に寄せられたご要望をもとにアップグレードした機種。アプリケーションとしては紙器やパッケージ、革小物、アクリルグッズなどを想定している。シンプルな操作性でありながら、レーザー方式の箔転写は微細な表現が可能となっており、既製品にオリジナリティーを与えられる」とコメント。消費者に対して、高級感を付与したワン・ツー・ワンの商品展開を手軽に実現できるものとしている。
販売目標台数はグローバルで年間100台としており、同社はオンデマンドの加飾ソリューションを広く訴求していく。
 
(2019年12月15日号掲載)

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