OKIデータはこのほど、プリンタや複合機の活用によってユーザーの事業領域拡大と課題解決につながるビジネスヒントの提案を目的に「東京ショールーム」(港区芝浦)をオープンした。面積は約380平方メートル。ショールーム内には、新型の産業用ラベルプリンタ「Pro1050/同1040」などを展示し、ラベルを含めた〝インダストリー市場〟への展開を強化する方針としている。
同社は7月23日、東京ショールームのオープニングセレモニーを開催。冒頭、国内営業本部の東潤一郎執行役員本部長が事業方針について解説し、ラベルなどのインダストリー市場、さらには流通や医療、教育など特定領域の分野へ積極展開すると発表した。
また「先だって開催された『ラベルフォーラムジャパン2019』で、Pro1050/同1040を出品し、ラベル業界人に訴求したところ、複数の引き合いがあり、当社の方針に対して確かな手応えを感じた。今後、当製品の持つ白トナーや、メディアを選ぶことなく印刷できる機能をPRし、ラベル市場を積極的に展開したい」と語った。
ショールームは①OKIデータ紹介②業種別シーン展示③イベント・商談④デモンストレーション、以上4コーナーで構成。このうち②では、プリンタなどを多数展示し、操作の研修や印刷データの出力検証に対応する。特に、業種別のソリューションを提案。ラベル関連では、白トナーによる印刷で可能となるデザインの広がりや内製化によるコスト削減を訴求する。
また③は、最大68席のスペースを設けており、シール・ラベル関連の組合や団体などによる勉強会やセミナーとしての活用も想定。「コミュニケ—ションやビジネス拡大への貢献を目指す」としている。
ショールーム活用に関する問い合わせは、国内営業本部(TEL03-6453-7640)まで。
(2019年8月1日号掲載)