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日本コカ・コーラ、“令和ボトル”発表90分後に配布 デジタル印刷でラベル製造

日本コカ・コーラは4月1日、新元号「令和」の発表から約90分後という短時間で、新元号をラベルに印刷した「コカ・コーラ」の〝令和ボトル〟を2000本配布するサンプリングイベントを実施。イベント会場となった東京都港区の新橋駅前では、令和ボトルを手にしてスマートフォンで撮影したり、早速キャップを開けて乾杯したりする通行人の姿が多数見られた。

同イベントは、特別なニュースを配信する新聞の号外をヒントに、新元号をコカ・コーラのラベルへ印刷して発信し、発表の瞬間を祝い合うことを目的に企画されたもの。同社では2016年、リオデジャネイロ五輪の際にも、同様の企画を実施したが、今回はデジタル印刷機などの技術革新と斬新な発想により、新元号発表から約90分後という新聞の号外とほぼ同じスピードで、新元号が印刷されたコカ・コーラの配布を可能にした。
当日午前11時41分、首相官邸からの中継で新元号の令和が発表されるとともに、2月半ばから準備を進めていたプロジェクトが始動。配布会場近くに設けられた臨時オフィスからの連絡を受け、都内の協力会社で待機していた「クリエイティブチーム」がラベルのデザインを仕上げ、デジタル印刷機で印刷したのち、断裁を行った。ラベル製造の終了時間は午後12時10分。新元号の発表から、わずか29分後だった。
ラベルはその後、バイク便で配布現場へ届けられ、到着したのは午後12時33分。即座にチームメンバーの手作業によってボトルへラベリングされ、サンプリング会場へ計2000本が運ばれた。
配布が開始されたのは午後1時7分。通行人は列を成して令和の文字が印刷されたコカ・コーラを受け取り、すべてのボトルが配布し終えたのは、午後2時5分だった。
なお、同社は当日限定で「『コカ・コーラ』新元号発表記念Twitterキャンペーン」を実施。公式Twitterアカウントからのツイートをリツイートすると、抽選で100人に令和ボトルを5月1日(水)の新元号施行前にプレゼントするなど、SNSを活用した展開も併せて行った。
プロジェクトを率いたマーケティング本部の塩田悠二IMCシニアマネジャーは「これまでも、日本全体がお祝いムードに包まれる時節を盛り上げ、大切な人たちと一緒にコカ・コーラで乾杯することを提案してきた。今回の新元号発表はとても特別であり、その瞬間をコカ・コーラでお祝いできないかと考えた。当チームだけでなく、さまざまなセクションの人がプロジェクトに携わったが、無事成功することができた。社員の努力が積み重なった結果と思う」とコメントしている。
 
  ラベルはデジタル印刷機で製造
 
 
(2019年4月15日号掲載)

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