東京都ラベル印刷協同組合の元理事長で常任顧問の栗原延行氏(シーレックス㈱会長)が1月3日、逝去した。81歳。
栗原氏は1959年、一橋大学商学部を卒業。64年、栗原印刷㈱(現シーレックス)に入社し、専務取締役となった。
72年に代表取締役社長、87年に代表取締役会長に就き、企業の成長に尽力。
92年、㈱ニッシンとの合併により現在の社名へと変更し、代表取締役社長に就任した。96年、代表取締役会長となり、2011年に取締役を退任。
また、組合活動にも精力的に取り組み、67年に同協組の理事に着任。以降81年に専務理事、94年に理事長へ就任するなど、重職を歴任。専務理事時代の91年には、全日本シール印刷協同組合連合会の会長に就任するなど、組合と業界の発展に力を注いだ。
これらの功績により、09年に(一社)日本印刷産業連合会「印刷振興賞」を、また12年に全日シール連「特別功労賞」を受賞した。
なお、通夜ならびに告別式は、故人の遺志により近親者のみで執り行われた。