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コダック、「Uteco Sapphire EVO」展開 国内初号機の導入を発表

コダック合同会社(東京都品川区東品川、藤原浩社長、TEL03-6837-7285)はこのほど、水性インクジェット(IJ)方式のデジタル印刷機「Uteco Sapphire EVO」の国内における初号機が株式会社金羊社の関連会社、株式会社ディー・ピー・ツー インターナショナル(東京都渋谷区恵比寿南、牧野泉代表取締役、TEL03-6303-0751)へ導入されることを明らかにした。

同機はIJヘッド「KODAK Streamインクジェットテクノロジー」を、伊Utecoの搬送・乾燥機構に搭載した機種。コンティニュアス方式によってノズル詰まりを防ぎ、安定した高速印刷を実現し、軟包装分野の生産機として展開している。
今回の発表は「TOKYO PACK 2018」のセミナー内で行われたもので、来春をめどにディー・ピー・ツー インターナショナルへ導入を予定。同社は軟包装分野でBtoBのウェブ・ツー・ツー・プリントサービス「スマパケ」を展開しており、小ロット対応やバリアブル印刷に注力している。セミナーにゲストとして登壇した牧野代表取締役は「4000メートル以下の小ロットは、従来のコンベンショナル機では対応が難しかった。そこで、水性IJ方式のUteco Sapphire EVOで検証を重ねたところ、最大毎分150メートルの速度でフィルム基材への印刷に成功したため、導入へ踏み切った」と振り返った。
スマパケの利用者からは、「タイル」「壁紙」「マスキングテープ」といった広範にわたる製品を求める声も挙がっていると紹介し、さらなる多展開に意欲を見せた。
Uteco Sapphire EVOの国内における販売代理店は、伊藤忠マシンテクノス株式会社(TEL03-3506-3431)が務めている。
 
 
(2018年10月15日号掲載)

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