「瀬畑亮 セロテープアート展2018in横浜」(ベンチャーアート・プランニング主催)が神奈川区鶴屋町のFEI ART MUSEUM YOKOHAMAで10月28日(日)まで開催されている。
同展は「セロテープ」メーカーのニチバンと専属作家契約を結ぶアーティストの瀬畑亮氏が、同テープだけで手がけた立体物や空間演出など約50作品を披露したもの。今年でアーティスト活動20周年を迎えた瀬畑氏とニチバンのセロテープが誕生してから70年の記念事業を兼ねて、開催初日の10月2日には、オープニングセレモニーが行われた。
式典ではニチバンの堀田直人社長が「瀬畑氏の作品は、セロテープで制作したとは思えないインパクトを残す。国内に限らず海外でも発信できるよう支援してきたい」と祝辞を述べた。
式典後、瀬畑氏はそれぞれの作品について解説。なかでも、同展で初披露となった「テープレイヤー ワークス」は、ゆがめたキャンバスをイメージした抽象作品。ニチバンがアート用に特注した「カラーセロテープ」で手がけており、赤・青・黄の3色を重ねて表現している。
最後に瀬畑氏は「生活に関わりの深いセロテープで制作した作品で、アートを身近に感じてほしい」と締めた。
(2018年10月15日号掲載)