ダックエンジニアリング(株)(京都市南区上鳥羽、氷上好孝社長、TEL075-681-0133)はこのほど、簡易型ラベル検査装置の開発を発表した。7月に東京ビッグサイトで開催された「IGAS2018」で初披露したもので、同社のラベル向け検査装置としては最小モデルとなる。
新機種は、同社の最新検査ソリューションを搭載したシステム「e-CAMO」(イーカモ)と、グループ企業(株)New IWASHO製の搬送機「ロックるん」で構成したもの。
新ソリューションではラベルを撮像後、自動でラベルの外形を切り出し、設定なしで検査を開始する容易な操作を実現した。またコンパクトな筐体は、キャスターで移動可能。100Vで稼働することから「電源をつなげばそこが検品室になる」(同社)と位置付ける。
簡易型ラベル検査装置の分解能は0.17ミリで検査幅は200ミリ、検査速度は最大毎分120メートル。今後はIGASでの評価を反映して再構築を図り、東京ビッグサイトで10月2日(火)に開幕する「東京国際包装展(東京パック2018)」で正式に上市を目指す構えだ。
(2018年8月15日号掲載)