ラベル印刷大手のリソース・ラベル・グループ(米・テネシー州フランクリン)はこのほど、プレミアム・ワイン向けラベル事業に取り組むパラゴン・ラベル(米・カリフォルニア州ペタルマ)を買収したと発表した。買収金額など詳細は明らかにされていない。 リソース・ラベルは、グループ全体で16社をアメリカ国内に展開し、粘着ラベル、シュリンクラベル、RFIDなどを手掛けている。パラゴンは、フレキソ印刷機及びデジタル印刷機を設備して、主にカリフォルニア州のワイン産地であるソノマとナパのワイナリー向けのラベル印刷を事業にしている。 リソース・ラベルのボブ・スミコ社長兼CEOは「カリフォルニア地区の既存と新規の両方のワインセラーに利益をもたらすため、パラゴンが過去20年間、続けてきたプレミアム・ワイン向けラベル事業を継続する」とコメントした。 また、リソースを傘下に収めている投資会社のファースト・アトランティック・キャピタル(米・ニューヨーク)のロバート・バーロン会長兼CEOは「リソースにとって、ラベル業界のワイン・セグメントにおけるリーダーシップを取り続けることを重要。パラゴンの買収でその目標を達成できると確信している」とした。