軟包装、ラベルなど向けフィルムの世界的大手サプライヤー、Treofan Holdings GmbH(Treofan、独・ラウンハイム)のオーナー会社であるM&C S.P.A(伊・ミラノ)はこのほど、Treofanの欧州事業を、ラベル・包材向けフィルムのサプライヤー、Jindal Films(Jindal、印・ニューデリー)に売却した。Jindalは、特殊二軸延伸ポリプロピレン(BOPP)フィルムの大手。Treofanの欧州事業の取得を、事業拡大につなげる。
Treofanは、包材向けBOPPフィルムのグローバル企業で、2018年3月にアメリカ事業をラベル印刷の世界大手CCLに売却した。
Jindalは、BOPPフィルムの開発及び製造・販売事業を北米および南米、ヨーロッパおよびアジアで展開している。
TrefanのCEO、Walter Bickelは、「今回のJindalによる買収で、新たなグローバル戦略の方向性が開かれる」とコメントしている。
JindalによるTreofan欧州の事業買収は2018年8月6日までに合意しており、今後は関係当局の承認などを経て2019年第1四半期末までに新体制に移行する。