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ムサシ、卓上ラベルプリンタ上市 極小ロットの印刷を実現

ムサシはこのほど、カナダのiSysLabelが開発した卓上ラベルプリンタ「EDGE850」の販売を開始した。価格や操作性など導入ハードルを下げ、ラベルを極小ロットから出力できる1台として訴求している。

同機はロール・ツー・ロール、電子写真方式の4色機。紙系の基材に対応しており解像度は1200×600dpi、印刷速度は最大で毎分9メートルとなっている。基材幅は76.2〜216ミリに対応し、サイズも本体とフィーダーを合わせて434(W)×546(D)×660(H)ミリとコンパクトな設計。ダンサーバーに連動して稼働するリワインダーもセットとなっている。
データ処理については、付属のRIPソフトへPDFを入稿し、基材ごとに設定された標準パラメーターを選択するだけ。ラベル1枚あたりと、ジョブ全体でかかるコストもそれぞれ自動で計算される。複数のPDFデータを結合し、連続した絵柄として出力できる長尺印刷も可能となっており、大判広告の印刷なども想定している。
担当者は「試作・限定品用のラベルを極小ロットから出力したいブランドオーナーらをターゲットに、価格を抑えて展開していく。あらかじめ抜き加工を施したラベルへ印刷する省力化ソリューションも視野に入れている」と話す。
これまでラベルが活用されていなかったシーンへの採用を後押しするプリンタとして、訴求していく方針。極小ロットからスタートし、ボリュームアップすればラベル印刷会社や、生産機による出力にも発展させられるとしている。
同機はレーザー加工機「Label Express」などが設置されている平和島ショールームに常設展示されており、発表以来、ブランドオーナーらからの見学申し込みは増加しているという。同社はスキルレスな製造体制を実現し、ラベルの採用を促進する提案を継続していく。
問い合わせは、第二営業本部(TEL03-3546-7717)まで。
 
 
(2018年5月15日号掲載)

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