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リンテック、LMGP マックタック製品投入 相乗効果、東南アジアへ

リンテックはこのほど、子会社の印刷用粘着紙・フィルムメーカー、米マックタック・アメリカのラベル素材を東南アジア市場に投入すると発表。「LMGP」(LINTEC MACtac Global Products)ブランドとして「ラベルエキスポ東南アジア2018」で披露した。

リンテックは、北米市場での販売網確保やホットメルト粘着剤処方技術の強化を目的に、米国市場シェア3位のマックタック・アメリカを16年12月に買収。2社技術のシナジー効果を模索する中で今回、東南アジア市場に向けて特に現地の市場ニーズに適合するマックタック・アメリカのアイテムを選択、新ブランドとして拡販を図る。
「CHILL AT」は、冷凍食品などの個包装や物流用途に適したホットメルトタイプの粘着剤使用の低温対応ラベル素材。凍結や結露面にも高い接着性を有し、マイナス54度から65度までの温度環境に対応している。
また、商品パッケージ向けに幅広い実績を誇る汎用タイプのラベル素材も4アイテム投入。低温接着性で飲料ボトルなどに採用実績の多いホットメルト使用のグロス紙ベースと、耐水性や耐スクイーズ性を備えたエマルジョンタイプのOPPフィルムベース。後者は白、透明、シルバーをそろえる。
このほか、OPPフィルムベースでインクジェットプリンタに対応したエマルジョンタイプのラベル素材も3アイテム用意した。
なお、LMGPシリーズの日本国内に向けた展開について、リンテックは「現在のところ予定はない」としている。
 
(2018年5月15日号掲載)

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