武藤工業(株)(東京都世田谷区池尻、早川信正社長、TEL03-6758-7000)はこのほど、インクジェットプリンタ(IJP)「ValueJet」シリーズの新機種「VJ-628MP」を開発した。630ミリ幅のロールメディア対応となっており、多品種小ロット向けのラベルやステッカー、パッケージ製造に最適な小型機としてPRに努める。
新機種は、ピエゾIJ方式を採用。最大印刷幅は620ミリで、色数はプロセス4色と白インクを加えた5色のモード選択が可能となっている。さらにプラテンヒーターとブロアーヒーターを搭載し、乾燥性の向上が図られている。
また、独自開発した「MP(マルチパーパス)インク」の新製品「MP31インク」を採用し、IJヘッドの吐出安定性を向上。シームレスな印刷に加え、UVインクよりも凹凸の少ない平滑性を可能にする。
MPインクは、PETや合成紙など基材を選ぶことなく幅広く対応する。さらに耐候性や耐摩擦性、高い発色性を実現する一方で、伸縮にも優れることから、追従性の高さを求められるラベルに適する特徴を持つ。
(2018年5月1日号掲載)