東京都が主催する「東京ビジネスデザインアワード」((公財)日本デザイン振興会運営)では現在、18年度のエントリーを募集している。締切は6月20日(水)まで。
同アワードは、ものづくりに従事する都内の中小企業と、課題解決力と提案力を持ったデザイナーの協働を支援する、企業参加型のデザイン・事業提案コンペティション。今回で7回目となる。
中小企業の製造、加工技術や独自の素材を「テーマ」として募集。審査を経て選定されたテーマに対して、新規用途の開発など事業全体のビジネスモデルをデザイナーから募り、提案の実現を目指す。同アワードは単にプロダクトデザインの優劣を競うのではなく、デザイナーがものづくり企業の高度な技術や素材の新たな価値を見いだし、実現可能性や成長性の伴うビジネスデザイン提案であるかを競い評価するもの。
応募資格は▽都内に主たる事業所を有し事業を営む中小企業または個人事業主▽デザインを導入した新事業実現に意欲がある▽テーマ内容を公開でき説明会やデザイナーの企業訪問への対応、など。応募は無料。
なお、同アワードには毎年印刷分野からテーマ賞入賞企業を送り出しており、16年度は「三方金付加工」の㈱星共社が、17年度は「特殊転写技術」の㈱扶桑が最優秀賞を獲得するなど、2年連続で印刷分野が栄誉に輝く。募集要項など詳細は専用HP(https://www.tokyo-design.ne.jp/)参照。
(2018年5月15日号掲載)