(株)佐々木印刷(岩手県北上市口内町堰根、佐々木信雄社長、TEL0197-69-2111)はこのほど、「地域未来牽引企業」(経済産業省)、「はばたく中小企業・小規模事業者300社」(中小企業庁)に選定された。
経産省の地域未来牽引企業は、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域経済の成長を牽引する企業を選定するもの。今回は、全国の2,148社が選出。佐々木印刷は、「ハグレス」や「菜果ラベル」など、剥離紙のない開発製品が、地域経済に貢献している点について評価された。
一方、中小企業庁のはばたく中小企業・小規模事業者300社は、「生産性向上」「需要獲得」「担い手確保」の観点で、地域経済に貢献している企業を選定。同社は、環境にやさしい製品作りを経営理念とし、剥離紙のないシール・ラベルを開発し、主力製品に成長させている点が選定のポイントとなった。
佐々木社長は、今回両事業に選定されたことについて、次のように述べている。
「当社では創業当時から開発製品に注力し、世の中のためになる粘着製品の供給に努めてきた。剥離紙のない製品は、環境問題に対応できるだけでなく、ラベルを使う現場で生産性の向上にも役立つ。今回は、この取り組みが評価され、地域経済をけん引する企業として選定されたことをうれしく思っている」
なお、同社は現在、粘着塗工にも取り組み、新製品開発と新たな供給に取り組んでいる。
(2018年4月15日号掲載)