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全日シール連、第28回シールラベルコンテストの「規定課題」デザイン決定 平圧部門にエンボス・デボス採用

全日本シール印刷協同組合連合会(田中祐会長)はこのほど、「第28回シールラベルコンテスト2018」の実施要項を発表した。4月2日(月)から、全国9協組の組合員・会友企業を対象に応募受付を開始する。

同コンテストは、全日シール連の主要事業の一つ。各社の印刷加工技術向上を目的として、1990年から実施している。
優秀作品には経済産業大臣賞をはじめとする各賞が贈られるほか、入賞企業は全日シール連が定める「技術優良工場認定制度」の対象企業であることを2年間、自社ホームページや印刷物に公示したり指定のマークを運用したりすることができる。また応募作品は選考を経て「世界ラベルコンテスト」に出展される。
「自由課題」は①レタープレス印刷部門(平圧)②同(半輪転・輪転または間欠)③オフセット印刷部門④複合印刷部門⑤デジタル印刷部門⑥その他の部門⑦アイデア開発部門、の7つ。
また規定課題「平圧」=画像上=と「輪転」=同下=のデザインも公開。本紙が全日シール連の技術・特許委員にヒアリングして得たポイントは以下の通り。
▼規定課題(平圧)
エンボスやデボスといった加工がテーマ。特にデボス加工は、ラベル印刷に活用されることが少ないため、あえて課題に採用した。上手くマット感を表現するには、圧のかけ方などいくつかのコツが必要。
印刷に関しては、金ツヤホイルの基材に対し、金赤を上手にベタ印刷できるかが、第1のポイント。また、黒による網点の再現性も審査の対象となる。
▼規定課題(輪転)
珍しく基材に「透明PET」を題材にしており、白の特色が必要。通常では5色ユニットの印刷機を活用するケースが大半を占めるが、多くの皆さんに応募していただきたいとの観点から「白+C+M+Y」の4色印刷とした。黒く見える部分は「C+M+Y」の3色で〝黒に近い色〟を再現する。そのため、見当合わせがポイントとなる。
 
応募作品は規定、自由課題とも6月11日(月)までに連合会事務局に必着のこと。7月27日(金)に行われる「第60回年次大会IGAS大会」で入賞者の発表と表彰式を執り行う予定。
 
 
(2018年2月1日号掲載)

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