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エルテック、刃型用「波形」スポンジ提案 平面から点接触に変更 ユーザーの要望を反映

(有)エルテック(東京都東久留米市前沢、福田和江社長)では現在、ゼンマイ刃に貼付してスムーズな平抜き加工を実現する「波線スポンジ」を提案している。同製品はラベル印刷会社から刃型に付着するのりを軽減したいという要望に応え、スポンジの側面を従来の平面から波形に変えた点が特徴。これにより抜き加工の際、のりが刃型に付着する面積を狭める効果が得られ、作業効率の向上に貢献する。

従来の平面形のスポンジは刃型に対して面接触である一方、波線スポンジは点接触になる。そのため、刃型やラベルに対する、のりの付着軽減が見込まれるという。
同社はスポンジの形状や材質のほか、さまざまな「のり」で製品のテストを約2年間繰り返し行った。その結果、同製品を強粘着の「のり」に適したものだと推奨する。
波線スポンジの開発について同社営業部の内芝芳樹氏は次のように説明している。
「日ごろから取り引きのある印刷会社から話を伺う中で、スポンジの貼り方や形状次第で、のりの付着量に変化があると分かった。同製品はラベル印刷会社から『波形』にすることをご提案され、製品化に至った」
「また、スポンジの形を波形にする方法について、手芸用の裁ちハサミを使えば、容易に再現することが可能だとヒントをいただいた。われわれはシール組合の協賛会という立場。開発のヒントを無駄にせず、今後もラベル業界の発展に寄与していきたい」
販売は1セット10本入りで、価格は324円(税込み)。別途送料。
問い合わせは同社(TEL0424-72-7300)。
 
(2017年12月15日号掲載)

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