リンテックの印刷用粘着紙「油面用ラベル素材」にこのほど、新モデルが登場。化粧品やトイレタリーなど意匠性を求められる用途に有効な透明タイプ「OT5050」がラインアップに加わった。
同社は2015年、キッチン周りから産業機械まで、油が付着した被着体への貼付を実現した油面用ラベル素材を開発。粘着剤層が表面の油を吸い取るという独自設計により、従来ラベルが苦手とする環境下においてもしっかりと貼付できる素材は上市後、さまざまな分野や用途で採用を重ねている。
紙タグを針金で巻き付けたり刻印を入れたりと、油が要因でこれまでラベルが使用できなかった工具や金属部品の管理ラベルなどに使用されている従来品は、バーコード印字にも適した白色タイプの2種を展開。機能的な同素材の活用範囲を拡大するクリアな透明タイプが今回、新たに上市を果たした。
同表面基材には、回収PETボトルから作られた再生PET樹脂使用率80%以上の「環境配慮型フィルム」を使用。ガラスびんや透明容器との相性も良好な透明ラベルは、クレンジングオイルやアロマオイルの商品ラベルにも適する。
リンテックでは「油面用ラベル素材シリーズの新たな用途提案に引き続き注力していく」としている。
問い合わせは同社印刷・情報材事業部門(TEL03-3868-7734)まで。
(2017年12月1日号掲載)