(株)オーテック(東京都渋谷区恵比寿西、若本佳規社長、TEL03-5489-7187)はこのほど、ラベル用途のリップマン型ホログラム「WOWGRAM」を上市した。
同ホログラムはフィルムに特殊な樹脂を塗布し、光の屈折を利用した奥行きがある3D表現を可能にするシートタイプのシール基材。視点を変えると異なる画像が見える切り替え表示にも対応しており、ラインアップは黒と透明タイプの2種類、高度な意匠性やセキュリティー性を実現している。1枚が86×54ミリのシートでサイズ内ならば形状は自由、最小ロット300枚から製造できる。
担当者は「他のホログラム基材に比べて複雑な表現が可能で、偽造も難しい構造となっている。その分『製造コストが高い』というイメージを持たれているが、国内で版代を抑えて製造できるため、まずはお問い合わせの上お試しいただきたい」とコメントしている。
また、同社はレンズフィルム新柄の取り扱いも開始した。バブルや正方形、ハニカムといったシルバーの13柄をリリースし、そのうち9柄で継ぎ目のないシームレスモデルを用意。健康食品や化粧品など、高付加価値を訴求する商品への採用を見込む。
担当者は「ボトルの裏側に貼付し、中身の液体から透かして見せるなど、活用法と併せてPRしていく」と話す。
(2017年11月15日号掲載)