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T&K TOKA、省電力UV用新ブランドは「UV CORE」 オフ用3種ほかラベル用も

(株)T&K TOKA(埼玉県入間郡三芳町、増田至克社長、TEL049-258-1611)は昨年12月、省電力UV向けインキの新ブランドを発表。「ベストキュアUV CORE(コア)シリーズ」を立ち上げ、商業印刷・紙器向けの紙用UVオフセットインキ「同タイプA」を上市した。1日に同社で行われた記者発表会では、シール・ラベル用を含む全6モデルを一挙公開。今後、LED-UVなど省電力UVシステムに向けた次世代インキの拡充を図る。

商業印刷分野では近年、油性オフからUVオフへの切り替えが進む。油性オフが抱えるブロッキングや擦過の解消、パウダー不要というUVの特性が、効率化や短納期対応のニーズと合致。またLED-UV照射装置の高出力化に伴い、広幅の印刷機にも適用可能となったことで、特に同装置を実装するオフセット機の導入が増加中だ。
T&K TOKAは昨年12月、これら印刷機向けの新ブランド「ベストキュア UV COREシリーズ」を発表。「減灯(メタルハライドランプ)」「オゾンレスランプ」「LED-UV」と方式・波長が異なる〝省電力UV〟に対して「どんなUV照射装置にも対応する新ブランド」(同社)をコンセプトに複数の省電力用インキの統一化を狙う。
昨年発売した商業印刷・紙器向けの紙用「タイプA」は、標準モデルのほか乾燥性・耐摩擦性重視の「AW」、光沢重視の「AG」の3種がそろう。また1日に本社で行われた記者発表の席で「処方を最適化し硬化性と密着性を高レベルで両立した」(同)フィルム用「タイプD」を新たに発表した。
このほか▽タイプB(オフ輪用)▽同H(シール・ラベル用)▽同O(OPニス)▽同P(フレキソ用)、と、印刷方式・用途別に合計6種のラインアップを公開。また開発中として2種▽タイプF(ビジネスフォーム用)▽同G(水なしオフセット用)、の存在も明らかにした。
同社は「油性からの切り替えを支援しUV化を促進する、UV COREの高品質性と高生産性を体感いだだきたい」としている。
 
(2017年3月15日号掲載)

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