(株)ジーティービー(神戸市中央区北野町、大西幹雄社長、TEL078-265-5385)はこのほど、シートの刷り出し、抜き取り、刷後の検査を行うスキャナー型検査装置「CorrectEye SIS」を発表した。
同機は先日の「page2017」で初披露された、印刷物の検査を行う同社「Hallmarker」シリーズの新製品。検査可能サイズは四六全版相当の1091×788ミリで、かすれやピンホール、にじみなどを検出し、解像度は300、600dpiから選択できる。菊全サイズでは、スキャン開始から検査終了までにかかる時間は45秒ほどとしている。
独自開発の検査エンジン「EyeMine」を搭載しており、人間の目に近い感覚で検査を行う〝曖昧さ〟を取り入れている。これにより、データ加工などで生じる細かな差分が原因で、同じ文字にも関わらず「不良」と検出されてしまう事態を防ぐ。
RIP後のデジタルデータと印刷物の比較検査も実施でき、複数印刷機から出力された印刷物の検査にも対応する。また、タッチパネルを搭載し、簡易操作を実現。オプションで、CMYKやRGB、グレースケールなど、色域が異なるデータ間の検査も行える。
〈写真〉スキャナー型検査装置「CorrectEye SIS」を新発売
(2017年3月1日号掲載)