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大王製紙、日清紡ホールディングスの製紙事業を譲受へ

大王製紙はこのほど、日清紡ホールディングスの紙製品に関連する製造・開発を行う子会社の日清紡ペーパープロダクツ(株)(東京都中央区日本橋人形町、吉野明宏社長)と、ラベル製品の製造・販売を手がける日清紡ポスタルケミカル(株)(東京都中央区日本橋堀留町、岩田昭社長)などの事業譲受を発表した。譲受価額は約250億円、4月3日(月)に譲受予定。

大王製紙が譲受する事業は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーといった家庭紙分野をはじめ、合成紙などの洋紙分野、パッケージ等の紙加工品分野、プリンタやラベラーといったラベルシステム分野など。大王製紙では「譲受事業の洋紙部門は、当社にないファインペーパーや合成紙に特化している。今後、当社グループの製品ラインアップへの補完・拡充が期待できる」とコメントしている。
なお大王製紙は2月27日、一般商業印刷会社の三浦印刷(株)(東京都墨田区千歳、原知己社長)に関する株券等の公開買付を発表した。今後、紙製品の拡販に注力する方針。
 
(2017年3月1日号掲載)

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