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IGAS2018、4つの”変更”で刷新 会期は再び4年周期へ 「技術(テクノロジー)&課題解決(ソリューション)」強調

国内最大規模の印刷・グラフィックアーツに関する産業展「IGAS2018」の記者発表が10月17日、東京都港区芝公園の機械振興会館で行われた。席上、「主催者」「名称」「開催周期」「メーンロゴ」の4項目について〝変更〟が発表されるなど、変革に向けてIGASは大きく舵を切る。会期は2018年7月26日(木)から31日(火)までの6日間で、会場は江東区有明の東京ビッグサイト東館。出展者の募集を開始しており、前回に引き続き会場ではシール・ラベルやパッケージ印刷技術などを集めた「次世代印刷技術コーナー」も予定される。

IGASは1974年の初回以降、前回の「同2015」まで16回開催。直近の来場者は約5万7000人で、ピークだった「同1999」の4分の1となっていた。新たなビジネス交流の場、革新的な国際総合展としての転換が望まれる中、同2018にはいくつかの変更・刷新・新設を用意する。
まず主催者について、これまで運営を勤めてきた印刷機材団体協議会の年内解散を発表。次回から(社)日本印刷産業機械工業会(宮腰巌会長)とプリプレス&デジタルプリンティング機材協議会(真茅久則会長)の共催とし、両団体の会員企業らで構成される「IGAS2018実行委員会」(藤巻陽介委員長)が運営していくことを報告した。
次に名称を「国際総合印刷機材展」から「国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展」に変更する。主催者を代表して日印機工の宮腰巌会長は「IGASを従来型の印刷機材展から、最新のテクノロジーやソリューション提案を行う革新的な国際展示会にするため」と経緯を語る。
また開催時期に関しても変更を発表。
15年2月、「drupa」を主催するメッセ・デュッセルドルフが「同2016」以降の開催周期について従来の4年から3年へ変更すると発表、IGASも3年周期の歩調を合わせ、18年の開催を決定した。しかし「drupa2016」会期中に主催者が4年周期へ戻すことを宣言したのを受け「(IGAS2018の)次は22年に開催予定」(同)と、これに追従する方針を固めた。
さまざまな変化の中催されるIGAS2018に対して、主催者は新ロゴマークを公募すると発表。締切を12月22日(木)までと定め、ビジュアル面を含めた包括的な刷新に踏み切る。
今回の開催テーマ『「Venture into the Next!」〜変わる印刷、変える未来〜』を発表した宮腰会長は「印刷を取り巻く激しい環境変化の中、失敗を恐れず未知なる世界へ果敢に挑戦し未来を切り開いていく思いを込めた」と説明。会見中は、真茅久則会長や藤巻陽介委員長らもあいさつに立ち、意気込みを語った。
 
〈写真〉前回同様「IGAS2018」会場でもラベルやパッケージなど集めた「次世代印刷技術コーナー」を予定

 
(2016年11月1日号掲載)

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