神奈川県警などは6月1日、桜木町駅で「チカン撲滅キャンペーン」を実施し、そのなかで神奈川県シール印刷協同組合(早川正彦理事長)が「痴漢抑止シール」を啓発品として提供した。
同キャンペーンは、6月6日から10日まで痴漢対策強化期間が実施されることに先駆けて、駅構内や電車における痴漢行為の撲滅運動を広く啓発するためのもの。桜木町駅の田畑孝司駅長は「痴漢は女性の尊厳を傷つけるもの。必ず撲滅し、安心して電車に乗れる社会を作らなければならない」と宣言した。
当日は、アイドルグループ「仮面女子」が駆けつけ、メンバーの立花あんなさんが〝チカン撲滅大使〟に任命されたほか、横浜のご当地ヒーロー「スター☆ジャン」が登場するなど、多くの関心を集めた。また、キャンペーンの一環として、仮面女子が歌うスター☆ジャンのOPテーマ「キズナノチカラ」が披露された。
その後、神奈川協組が開発した痴漢抑止シールの使い方を山下庫太副理事長が解説。仮面女子らが通行人にシールを配布した。立花さんは「被害を防いだり周りの人に助けを求めたりするために、シールを活用したいです。異変に気付いた人が声をかける絆の力で、犯罪を撲滅しましょう」とコメントした。
(2016年6月15日号掲載)