日本フォーム印刷工業連合会は5月26日、文京区関口のホテル椿山荘東京で通常総会と理事会を開催。任期満了に伴う役員改選で理事・監事30人を選任したほか、理事の互選によって新会長に小谷達雄氏((株)イセトー会長)を選出した。
理事28人(委任状含む)が出席した総会では、前年度の事業報告と決算、事業計画案と予算案など全3議案をいずれも賛成多数で可決・承認。このうち事業計画では、(社)日本印刷産業連合会(稲木歳明会長)への積極的な参画と、会員企業を支援する委員会活動を柱とした。
具体的には▽ISOなどの認証取得と改訂の支援(業務委員会)▽損紙削減を図る設備の勉強会開催(資材委員会など)▽「drupa2016」の視察報告会開催(国際委員会など)▽資格認定やマーケティング関連のセミナー開催(市場調査委員会)、などに取り組むとした。
議事の終了後、2期を終えた櫻井醜前会長(トッパン・フォームズ(株)社長)は「とげもあるが美しいバラがフォーム業界の周囲に花を咲かせ、発想ひとつでわれわれが世の中の最先端となれることを伝えたかった4年間だった」と総括。4年ぶりの再登板となる小谷新会長は「新技術の活用で、われわれが印刷業界の先頭を走ることは確か。前会長の情熱とプライドを引き継いで前進したい。会員各位には、会合でメモを取るにとどまらず、今後の活動へのアイデアを持ち寄っていただきたい。活発な行動と、一言でも多くの発言を願っている」と呼びかけた。
(2016年6月1日号掲載)