東北シールラベル印刷協同組合(渡邉正昭理事長)は5月20日、宮城県宮城郡松島町のホテル松島大観荘で「第24期通常総会」を開催し、組合員34人(委任状含む)が出席した。
議事では、前年度の事業報告および決算(第1号議案)を承認。さらに今年度の事業計画案および予算案、関連事項(第2〜7号議案)が一括上程され、いずれも賛成多数で可決された。組合員数については前年度に2社が脱退して39社に減少したことが報告され、可決した事業計画では40社以上に回復させることを明記。組合活動の魅力向上に向けて各社のオペレーターが交流する場を設けるなどの方針を決めた。
また、熊本地震関連では全日シール連傘下の各協組が一律に拠出する義援金のほか、東北協組協賛会からも寄付を行うこととし、東日本大震災に際して寄せられた支援への謝意を示すことが確認された。
議事に先立って渡邉理事長は、前理事長の池原賢太郎氏が今年4月死去したことに言及。「少しずつ先達を失っていくわれわれは次世代を育てなければならない。私自身、理事長を拝命以来、東日本大震災や組合設立20周年、年次大会担当などを経験して現在4期・8年目。今後は理事の3分の2を占めるに至った40代の活躍を一緒に盛り上げていきたい」と述べた。
なお当日は同所で勉強会も開催。印刷加工・プリプレス関連のサプライヤー7社が最新製品を紹介した。
(2016年6月1日号掲載)