京都シール印刷工業協同組合(大槻裕樹理事長)と同青年部(青木晋太朗部長)は5月21日、島根県松江市玉湯町玉造の佳翠苑 皆美で通常総会を開催した。4年ぶりの島根開催となり、総会前の勉強会には当地の会友企業を中心に多くの参加者を集めた。
勉強会はまず、協賛会の(株)サカヱ彫巧社から舛重聖長社長が登場。箔押しに関する技術論とトラブルシューティングの講演後、特別セミナーが催された。
経営者向けの企画は、九州シール印刷協同組合の濵﨑順一理事長による、(株)マツザキの事業紹介や経営戦略の講演。2009年7月に見舞われた水害とその復旧といった事業継続への言及から、自社で粘着塗工を行う設備の紹介と導入の経緯、最新の開発品事例などについて披露した。
一方現場向けには、全日本シール印刷協同組合連合会の山下庫太技術・特許委員長と、京都協組の西野恒雄技術委員長による「技術伝承セミナー」を企画。DVD化もされる同セミナーの講師がそろい踏みとあり、映像解説と共になQ&Aを繰り広げた。
勉強会終了後に通常総会を開催。19人(委任状含む)で議案を審議した総会は、全4議案を賛成多数で可決・承認した。同様に、同青年部も上程された全議案を承認して閉会した。
引き続き懇親会では、新規入会した地元松江の(有)中国包材・吉野真悟氏があいさつした後、濱﨑九州協組理事長が乾杯を発声。歓談中には大槻理事長から濱﨑理事長へ、熊本地震被災への見舞金が手渡された。
(2016年6月1日号掲載)