東京都ラベル印刷協同組合(平山良一理事長)は5月24日、荒川区東日暮里のホテルラングウッド東京で「第50回通常総会を開催。また、総会後には「組合創立50周年記念式典」が催され、組合員、協賛会企業のほか、全国の各協組理事長など100人が出席した。
総会では組合員44人(委任状含む)が出席。平山理事長のあいさつに続いて、渡邉正一顧問を議長に選出し▽平成27年度事業報告および決算関係書類▽平成28年度事業計画、収支予算ならびに経費の賦課および徴収方法(賦課金見直し)決定▽同年度借入金残高の最高限度決定など4議案を審議。すべて承認した。
本年度の予定事業としては、拡大委員会が組合員減少の対応策に関連した活動を推進。技術委員会では、最新技術の紹介を目的とした技術研修会の開催を、研修委員会では、経営セミナーや研修旅行を実施。イベント委員会は、恒例の「ラベル関連ミニ機材展」を予定している。
総会後に開催された記念式典では、平山理事長が登壇。50年間にわたる同協組の歴史と、歴代理事長の功績を振り返りつつ「近年の経営環境は厳しい状況が続いているが『ラベル』という魅力ある製品を扱うわれわれのような専門家の存在を世間に知らせることで、新たな市場が期待できると考える。われわれも世の中に合わせて変化していくべき。今後も、相互扶助のもとにがんばっていこう」とあいさつした。
続いて、組合活動の一環として実施した「交通安全ステッカー寄贈」の活動に対して、蔵前交通安全協会から感謝状が授与された。また、同ステッカーの作成に協力したリンテック(株)とヤマックス(株)に、同協組から感謝状が贈られた。
このほかにも、組合功労者と協賛会企業に対する表彰が行われ、受賞者を代表して、山本進平氏が謝辞を述べた。
来賓祝辞では、全日本シール印刷協同組合連合会の田中浩一会長、東京シールラベル協賛会の大内昭彦会長らが、50年間にわたる同協組の功績を称えた。
引き続き、協賛会の恩田博副会長が乾杯の発声を高らかに宣言。50周年を迎えた喜びの声に包まれた。
(2016年6月1日号掲載)