(社)環境共創イニシアチブ(SII・審査第一グループ・東京都中央区銀座、TEL03-5565-4463)は6月6日(月)から7月1日(金)まで、省エネ化を図る法人・個人事業主による工場設備の更新などを対象とした「平成28年度 エネルギー使用合理化等事業者支援補助金」の申請を受け付ける。
今回の制度は国の予算(総額約180億円)によるもので、導入する設備の種類に制限はない。原則として対象経費の3分の1以内・100万円以上20億円以下が来年3月に支払われる仕組みで、エネルギーマネジメントの事業者を活用する場合は補助率が2分の1に拡大。複数工場で一体的に取り組む場合は補助金額の上限が30億円となる。
3種類ある申請区分のうち、生産設備などの更新が対象となる「区分Ⅰ」は、更新によって工場全体が1%以上の省エネ(kWhなどで計算)を達成することが条件。対象事業の完了から1年後に再度省エネ効果の測定と報告が必要で、計画値に達しない場合は補助金の返還を求められる場合がある。
応募はSIIウェブサイト(https://sii.or.jp/cutback28/public.html)経由のアカウント登録と、それに続く申請書類の郵送で行う。応募要項や、よくある質問への回答が同サイトからダウンロードできる。
(2016年6月1日号掲載)