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シノハラ・ジャパン、新型レーザー加工システム開発 ラベル向けのロール・ツー・ロールタイプとシートタイプで展開

(株)シノハラ・ジャパン(静岡県島田市阿知ヶ谷、増田静夫代表取締役、TEL0547-37-1717)はこのほど、高性能レーザーダイカットシステムとして、ラベル向けロール・ツー・ロールタイプの高性能機「S-LG330R」と、印刷物の搬送ロボットを搭載したシートタイプの「S-LC600SF」を開発。

同社はこれまで、中国・ハンスレーザのグループ会社として、オフセット枚葉印刷機の製造・販売事業を手がけ、日本をはじめアジアや北南米地域で実績を挙げている。
また、近年のデジタル印刷普及を背景に、レーザーダイカットシステム事業を推進。昨年、シートタイプの「S-LD340S」と「S-LD330R」を発表した。
ロール・ツー・ロールタイプのS-LG330Rは、従来機においてラベル印刷会社から要望が多かったシーターを特別仕様に採用。さらに、加工スピードを重視し、高出力のCO2レーザーを2ヘッド搭載している。
位置出しはカラーコード読み取り方式を採用。最大紙サイズは330ミリ幅で、位置ずれ修正装置、自動テンション制御装置、排紙巻き取り装置のほか、オプションとしてラミネート、スリッターなどを装備する。
一方、シートタイプのS-LC600SFは、加工後の製品搬送用ロボットを装備したパッケージ加工専用向けとして開発。2ヘッドのCO2レーザーにより、精密かつ高性能な加工を実現する。
最大加工サイズは600×1040ミリで、ダイカットするイメージやエリアは、コンピューターによって簡単に設定することが可能。デジタル印刷におけるラベルなどの多面付けに対しても、時間のロスを大幅に削減する。また、ビデオキャプチャー方式による位置出しセンサーを実装している。
なお、加工対象の基材は、一般用紙や粘着紙のほか、フィルムなどにも対応。シートタイプは、プラスチックやアクリル樹脂、革、木材など幅広い基材の加工を可能にする。ロールタイプに関しては、材質によって手置き加工となる。
 

 
(2016年5月15日号掲載)

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