製造物責任法関連などのコンサルタントを手がけるTDNインターナショナル(株)(東京都板橋区氷川町、渡辺吉明社長)はこのほど、2次元コードを通じて製品の使用法や安全情報が容易に入手できる携帯端末用アプリ「scodt(すこどっと)」を開発した。7月からの本格運用を前に、対応ラベルとの一体展開などで協業できる印刷会社を募っている。
すこどっとは、国際規格に準拠した「GS1QRコード」を採用。アプリを導入した端末のカメラで対応ラベルを読み取ると、モバイルに最適化された多言語対応の取扱説明書が見られ、紙の説明書が付属しない中古品や屋外でも使用法を素早く確認できる。
GS1QRコードは、市販の商品が取得するJANコードのデータを組み込み、事業者や商品コードといった基本情報が確実に関連づけられる。製品の定期点検・寿命などの時期も同コードに含めることで、読み取り時にこれらの到来が分かるほか、製品が万一リコールとなった際には、読み取り履歴をもとにアプリを自動起動させて通知する機能も備える。商品コードよりも詳細なシリアルナンバー単位での管理も可能で、製造業や小売りによる採用を見込んでいる。
詳細は同社ウェブサイト(http://tdn-japan.com/)。
(2016年5月1日号掲載)