住友理工は2月17日、帝国ホテル東京で「事業・製品説明会」を開催。業績やM&A等によるグローバル化について説明したほか、最新製品の披露も行った。
冒頭、西村義明会長兼CEOが2013年に実施した4件のM&Aについて説明。これにより同社のメーン事業となる自動車用品関連のシェアも拡大し、現在は世界23カ国103拠点で事業展開している、とした。14年度には売上高4009億円となった同社だが、そのうち日本市場が約4割、米州とアジアが23、24%、欧州その他が14%のシェア、と述べた。
そのほか「資源・環境・エネルギー分野」では、環境対応製品として感光性水現像フレキソ版「AquaGreen」を展開。5月頃には、新型の製版システムも発表する予定にしており、水現像による短時間製版と高品位ロングラン印刷の2つをテーマに、好調な世界市場だけでなく、日本市場でもさらなる拡販をしていきたい、とした。
(2016年3月15日号掲載)