野崎印刷紙業は11月7日、「平成26年3月期 第2四半期決算短信」を発表した。
それによると、同期売上高は、前年同期比3.9%増の84億3,200万円)、営業利益9,300万円(前年同期は0百万円の損失、経常利益8,700万円(前年同期は4百万円の損失となった。
同社および連結子会社は、同業者間の熾烈な受注競争による受注価格低下のなか、営業面においては、全国の営業拠点を活かし主力品目の受注拡大と新規需要の開拓に取り組んだ。一方、生産面においては、顧客ニーズに応えるべく品質安定のため生産工程の改善と生産設備の更新・改修を図った。また、原材料や電力料など製造コストの上昇分を補うため生産効率の向上に取り組み、収益回復に努めた。
各事業部門別の状況は次のとおり。
①商業印刷部門
同部門の高級美術印刷は受注が振るわず減少したが、商業印刷は企業の広告宣伝費抑制の影響を受けたものの新規受注に努め堅調に推移し、同部門全体の売上高は9億69百万円(前年同期比9.2%増)となった。
②包装資材及び紙器、紙工品部門
同部門の軟包装資材は堅調に推移し、紙器、紙工品も設備投資効果による拡販が奏功し順調に増加したことから、同部門全体の売上高は43億67百万円(前年同期比3.2%増)となった。
③情報機器及びサプライ品部門
同部門のタグ、ラベル、シール類の出荷数量が堅調に推移し、情報機器類も新規受注を獲得したことにより増加となり、同部門全体の売上高は23億25百万円(前年同期比1.8%増)となった。
④その他の部門
同部門の化成品類は新規受注や顧客先の需要が回復したことなどにより受注単価の改定が順調に推移し、同部門全体の売上高は7億69百万円(前年同期比8.2%増)となった。
なお、同社は平成26年3月期連結業績予想を、売上高174億5,000万円、としている。