三菱製紙は11月20日〜27日、東京都墨田区両国の本社で内覧会「三菱製紙の機能性プロダクツ」を開催。印刷業界と関わりが深い紙・パルプ、製版関連での蓄積をベースにした最新技術に加え、多岐にわたる用途開発が進む不織布素材の製品などを一堂に紹介した。
このうち粘着製品関連では、群馬大医学部付属病院との共同開発で昨年発売した留置針固定用テープ「ダイヤエクール」を紹介。点滴などの針を固定する作業が一人でも容易に行えるよう工夫された不織布基材のテープで、使用中の圧迫感を抑える独自形状を特徴としている。また、グループのKJ特殊紙(株)は、マスキングテープ向けの和紙素材を出品。サンプル展示を通じ、産業用途や装飾向けなどの採用実績をアピールした。
さらに、印字と消去の繰り返しが可能でラベル製品としても展開されている感熱記録材料「サーモリライト」では、ポイントカードと発行機によるデモを実施。使用を重ねても鮮明な印字品質が保てる優位性をアピールした。
(2015年12月15日号掲載)