キヤノンは7月15日から、5色インクを採用した大判インクジェットプリンター「imagePROGRAF(イメージプログラフ)」シリーズ“imagePROGRAF iPF850”など5機種を発売する。
同社によると、昨今のCAD市場の傾向として、CAD図面のカラー化需要や、建築・土木・製造など個々の現場での分散出力というプリントニーズが増加していることが挙げられる。さらに、大判出力物を内製化しようとするニーズも確実に広がりを見せている。この傾向を受けて、大判インクジェットプリンターによるCAD図面の出力機会はますます高まりを見せている。2014年の販売台数は世界で約22万6千台、国内で約3万1千台。2015年の販売台数は世界で約22万7千台、国内で約3万2千台と推定されている。
同製品はCAD出力、ポスター出力、出力管理など用途に適したキヤノン独自のソフトウエアをそれぞれ標準同梱しており、快適な大判出力を強力にサポートする。ソフトウエアを用いることで、PDFやJPEG、TIFF、HP-GL/2など種類の違うファイルでも、それぞれの専用アプリケーションを起動せずに、一括印刷することできる。
また、「ストップレスインクタンク交換」システムの採用により、連続印刷中にインクタンクが空になってもサブインクタンクに蓄えられたインクを自動で継続して供給するため、印刷を継続したままインクタンクの交換が可能。加えて、“iPF850”は新開発の大容量スタッカーと2段ロール給紙を標準装備しており、給紙から排紙まで連続大量出力を強力にサポートする。
商品情報は下記の通り。