㈳日本自動認識システム協会(JAISA)は5月27日、港区芝公園の東京プリンスホテルで「平成27年 第5期総会」を開催。直後の理事会で任期満了に伴う役員改選を行い、会長に伊沢太郎氏(凸版印刷取締役事業開発・研究本部長)を選任した。
総会では新任の理事4名を含む理事15名・監事2名を選任したほか、前年度の事業報告と決算を承認。今年度の事業計画および予算を決定した。
このうち事業計画では、家電や日用品がRFIDなどに対応してネット経由で情報を送信する「モノのインターネット(IoT)」が進展すると想定。これにより現在約2400億円の自動認識市場は2020年に4000億円規模への成長が見込めるとし、既存領域の活性化と新領域拡大を図るとした。
具体的には、標準化受託事業や技術領域別の部会など会員企業との連携が最重視される事業を、展示会・セミナー・資格認定事業といった事務局主導の事業と区別し、研究開発センターによる運営とする。また、組織運営を担う委員会に属していた一部の活動について、活動強化の観点から、会員企業への情報発信を担う部会に編入する。
(2015年6月1日号掲載)