(株)志機(大阪市中央区玉造、山崎真一社長、TEL06-6767-1133)はこのほど、小型かつ低価格でありながら高品位ラベルの印刷を実現するオフセット間欠機「FX-B5」の本格的な販売を開始した。国内市場において、すでに複数台の実績を挙げており、新機種の特徴などを訴求することで、拡販に努める方針。
同社は早期から、高品位ラベル製造を実現するオフセット間欠機の開発・販売を推進。現行モデルの「FX」シリーズは、国内外のラベル市場で高い実績を収めている。同社によると、これまで400台以上を販売。さらに、ユーザーの声を反映してマイナーチェンジやラインアップの拡充も継続して手がけており、FXシリーズだけで5種類を上市している。
また、凸版方式に関しても、小型間欠機「CL-220」などを開発・販売。ラベル印刷会社に多数導入されているなど、市場でも信頼を獲得している。
FX-B5は『凸版からオフセットへの切り替え』をコンセプトに掲げ、中堅クラスの印刷会社における高品位ラベルの製造に貢献する機種として開発。さらに、印刷機の省スペースニーズに対応するため、小型設計に努めた。その結果、4色+抜き加工ユニット搭載のベースモデルで、全長6メートルというオフセット印刷機としては大幅なコンパクト化を実現している。
既存の印刷機において好評だった蛇行修正装置とダンサーローラーを継承しているほか、ガイドレス機構を新たに追加。「オペレーターはロールセットするだけで簡単に印刷作業をこなすことができる設計」(同社担当者)となっている。
FXシリーズは基本的に、水ありと水なしを兼ねる構造が採用されており、新機種も受け継いでいる。
同社では、ユーザーの要望に応じて、FX-B5の色数や加工といったユニット増設などのカスタマイズにも対応する。
(2016年6月15日号掲載)