㈳日本印刷産業機械工業会(宮腰巖会長)は5月28日、港区芝公園の東京プリンスホテルで「平成27年度定時総会」を開催。上程された「平成26年度事業報告および収支決算報告書」「平成27年度事業計画および収支予算」など、全議案をすべて原案通り賛成多数で承認した。
このうち、本年度の事業計画については、9月11日㈮から東京ビッグサイトで催される「IGAS2015」について、開催テーマやイベント概要を報告。このほかに、印刷産業機械に関わる調査研究事業では、グローバル市場への展開のための課題対応および基盤整備をテーマに掲げた活動の推進を継続。特に今期はアジアの新興国を対象に、適切な市場展開を推進するための指針策定を行うと定めた。
総会終了後は、同所で懇親会を実施。
冒頭、あいさつに立った宮腰会長は今年1月から3月までの「印刷関連機器生産額」が、昨年比で14%増を達成したと報告。要因について「省エネルギー補助金などの政府の政策が印刷関連企業の投資意欲の背中を強く押している」と分析した同氏は「当工業会は総力を挙げて印刷関連業界の課題解決に取り組みたい」と決意を語った。
その後、森澤彰彦副会長が乾杯を発声して開会した。
(2015年6月1日号掲載)