サトーホールディングス(HD)は1月8日、グループの海外事業を統括する新会社「サトーインターナショナル㈱」を昨年12月26日に設立し、今年1月から業務を開始したと発表した。サトーHD代表取締役社長の松山一雄氏が社長を兼務する。
新会社は海外戦略の策定と実行、海外営業の推進、グローバル顧客マネジメント、グローバルオペレーションの構築といったグループの海外事業全般を統括。ソニーなどで海外マネジメントの経験を持つ田邊康宏氏が副社長に就き、松山社長の兼務と併せて海外戦略の迅速な実行を図る。
サトーグループは現在、世界24カ国に拠点を持ち、自動認識システムを活用したソリューションビジネスを90カ国以上で展開している。2003年度に101億円(構成比17%)だった海外売上高は13年度に283億円(同29%)まで増加。さらなる体制強化で、20年度に同600億円(同40%)を目標とし、将来的には海外売上高比率70%を目指すとしている。