国内生産量日本一を誇る県産メロンを“貼って走ってPR”しよう――。茨城県は7月15日から8月31日まで、「日本一!いばらきメロンPRキャンペーン」を実施した。「いばらきメロン」を応援するステッカーを自家用車に貼り、専用アプリを起動して300kmを走行したことが確認できれば、対価としてドライバーに対して県産メロン1玉を贈るという試み。感染第7波を迎え長期化するコロナ禍で、話題性のある手法を通じて県産メロンの知名度向上を図り、県内外での消費拡大を図る構えだ。
「生産量日本一!いばらきメロンPRキャンペーン」は、参加者が自家用車のリアウインドーにいばらきメロンを大きくあしらったPRステッカーを貼付。期間内に300kmを走行することで、県産のメロンがもらえるという企画だ。
当キャンペーンには、㈱チアドライブ(東京都中央区銀座、保科昌孝社長)が開発したサービスプラットフォーム「Cheer Drive」を採用。車に商品やサービスをPRしたステッカーを貼って企業や団体を応援し、対価として走行距離に応じた副収入や特典が得られるというもの。なお自治体がCheer Driveを活用したのは今回が初という。
ステッカーは再剥離性で、期間終了後はスムーズに剥がせる。メディアは無数の微細な穴が開いたシースルー仕様で、外側にはグラフィックを印字して内側からは外が透けて見える。ステッカーを貼ることで死角を作ったり陰で暗くなったりせず、運転を妨げない配慮がなされている。
〈写真〉ステッカーは外貼り。300km走行するとメロンがもらえる
(2022年8月15日号掲載)