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WSVF2021、パビリオンとウェビナー実施 ワイン・スピリッツ特化のラベル・パッケージ専門展

 UPMラフラタック(フィンランド)とYG Branding & Design Experts(アルゼンチン)が共催した「Wine & Spirits Virtual Fair(WSVF)2021」(https://winespiritsvirtualfair.com)が6月8日から11日までの4日間、オンライン上で開催。ワインとスピリッツに特化したラベル・パッケージの展示会に25社以上が出展しトレンドを発信した。

 
 同展は出展者の製品・ソリューションを紹介する「パビリオン」と、ブランドオーナーやデザイナーなどが講師を務める「ウェビナー」で構成。高意匠性や機能性を備えたラベル・パッケージをはじめ、環境負荷を低減する取り組みなども披露された。
 
 パビリオンでは、UPMラフラタックが多彩な製品を紹介。商品のアイキャッチ性を高める最適な基材の選択を促すとともに、環境対応も視野に入れた提案を行った。リサイクル適性を備えたシリーズや、CO2排出量を抑えるFSC認証紙などを解説し、同社製品の採用によって与える環境負荷低減の効果を具体的な数値で示した。
 
 ザイコン(ベルギー)はデジタル印刷機を活用したオンデマンドな製造体制を訴求した。電子写真とインクジェット方式の両モデルをそろえ、活用シーンや基材などに応じて使い分けることを提案。デジタル印刷に追従した後加工機「D-Coat」による、箔やエンボスといった付加価値を強調した。
 
 ウェビナーは、持続可能な酒類のサプライチェーン構築、SNSを活用したマーケティング施策など多彩なテーマが扱われた。
 
(2021年7月15日号掲載)

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