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設楽印刷機材が新型ラベル向け高速後加工システム発売 精度±0.05mmのヘッドを複数基搭載

 設楽印刷機材㈱(群馬県前橋市野中町、設楽誠一社長、☎027-261-7000)は、高速後加工システム「デジタルラベルフィニッシャーMH」シリーズを発売した。超硬質ブレードを装着したカッティングヘッドを1ユニットに複数基搭載するとともに、超高速での制御に対応するため、ユニットの駆動にリニア技術を採用。ラベルデザインに即した正確な抜き加工を可能にする。

 
 
 新発売のMHシリーズは、1システムあたりの最大加工スピードが毎分30m(条件による)、加工精度は±0.05mmといった高速かつ高精度の抜き加工を実現する。ラインアップは、3ヘッド・1ユニットの「MH-3」、3ヘッド・2ユニットの「同-6」、4ヘッド・3ユニットの「同-12」、以上3タイプ。システムの工程は①粘着紙ロールから給紙②ラミネート加工③抜き加工④カス上げ⑤スリット加工⑥ロールに巻き取りもしくはシートカット加工、となる。なお③の抜き加工のみ間欠送りとなるため、前後にバッファが設けられている。
 
 抜き加工に際して、Adobeのillustratorで作成されたアイマークとカットデータを付属のソフトで専用データへと変換。加工段階で、あらかじめラベルに印刷されたアイマークの位置をシステムがセンサーで読み取ることにより、高精度かつ高速での加工を可能にする。
 
 
 紙幅は最大350mm、ロール径は650mm(長さ2,000m)。ロール1巻に異なるデザインが印刷されている場合、事前に2次元コードを印字しておくことで、センサーがコードを読み取り、ジョブの切り替えをスムーズにこなす。
 
問い合わせは、東京営業所(☎03-6276-4067)まで。
 
 
〈写真〉「デジタルラベルフィニッシャーMH」シリーズ
 
 
(2021年3月1日号掲載)

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