セガはこのほど、2020年秋の上市に向けて新型プリントシール機「fiz(フィズ)」を発表した。7月10日からは期間限定で、同機を全国のアミューズメント施設などで順次先行リリースしている。
fizは、シールの作成と合わせて動画撮影が行えるもの。シール用静止画のシャッターチャンスから、3秒前と後どちらかを選択して動画が撮影できる機能「モーメント」が特徴で、同社は〝うごいて盛れる〟プリクラの新たな楽しみ方を提案する。撮影後には、タッチペンや指で画面をなぞれる〝らくがき〟機能で顔にチークを追加したり下まぶたの厚みを補正できたりするほか、動くテキスト、スタンプなどツールを用意。
それぞれ装飾して〝盛れた〟シールは、ハート型のフレームに変更したり、縦横の向きを決めたりしたのち出力される。また専用アプリ「プリクラON」で、加工した静止画と動画がダウンロードできる仕組みだ。
加えてシールを専用アプリで読み込むと、撮影した対象者の腕が左右に振れ動くといったAR(拡張現実)機能の付与や記念日を演出する仕掛けなども、正式リリース時に追加される予定。
今回、約20年ぶりにプリントシール機市場に再参入したセガは「当社のプリントシール機『プリント倶楽部』が誕生してから今年で25周年となった。今後、令和における〝プリクラ文化〟の拡大を図るとともに、プリクラを通じた新たな体験を提供したい」と方向性を示している。
1回のプレイ料金が400円のfizは、最大12枚のデータがダウンロード可能。なお、今後の先行リリース店舗や製品の特徴は、公式サイト(https://puri.sega.jp/)で発表していくという。
(2020年7月15日号掲載)