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タナック、ラベルプリンタ発売 フルカラー対応のトナーモデル

(株)タナック(大阪市中央区安土町、藤河和子社長、TEL06−6264−1135)はこのほど、電子写真(EP)方式の卓上ラベルプリンタ「JP621-LC」を発表。フルカラーで耐候性の高いラベルが出力可能であるとし、GHSラベルの発行といった活用法を見込んでいる。

同機は従来機「LP600-LC」の後継機という位置付けで、解像度2400×600dpiの4色機。シートタイプでA4サイズまで対応し、最大で毎分33枚の印刷が可能となっている。低融点トナーを採用することで、従来機に比べて基材へ与える熱影響を抑えている点が特徴。PETフィルムや合成紙への印刷にも対応し、印刷後のシートのカールも低減させられるとしている。
また、トナーの定着強度も向上させており、耐候性や耐水性が求められるラベル印刷にも対応。認証済みの基材と組み合わせることで、海上輸送用ラベルの耐久性に関する規制「BS5609」のセクション3も満たすという。高い印刷品質によって4ポイントの微細文字も表現可能で、医薬品など視認性が求められる分野でも有用としており、小型の2次元コードにも対応。付属のGHSラベルの発行ソフトウエア「FlpsFA_Pro」を活用することで、レイアウト設計やログの管理なども可能となる。
そのほか、操作パネルのユーザーインターフェースを改善。さらに、オーバーホールを行うことで90万枚まで印刷可能な耐久性を持つ。製造業をはじめ、流通、医薬、物流といった多様な分野で活用を見込む。
2017年からGHSラベルのカラー化が義務付けられており「EP方式でフルカラー対応の卓上ラベルプリンタの機種は限られており、従来機から堅調に導入台数を伸ばしている」(担当者)と訴求。導入しやすい価格帯とサイズである点が評価され、エンドユーザーを中心に引き合いを得ているが、従来機は印刷会社にも導入実績を持つ。カッティングプロッタと組み合わせて極小ロット対応のラベル製造を実現しており、訂正シールや名前ラベルといった用途にも活用されているという。
 
 
(2019年12月1日号掲載)

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