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サトー、新型ラベルプリンタ発売 多言語表示・印字に対応

サトーホールディングスはこのほど、コンパクト型ラベルプリンタの新製品「SCeaTa (シータ)CT4-LX」シリーズを発売した。カラー液晶タッチパネルを搭載し、31言語の画面表示対応、47言語の印字を可能にするグローバル仕様。日本での先行販売に続き、海外市場も順次展開する方針としている。

物流(運輸)や製造、小売り、アパレルなど、商品ラベルや送り状ラベルを発行する現場では近年、人手不足による人材の流動化が進む傾向にある。同時に働き方改革への対応も求められており、多様性に富んだ少数担当者による生産性向上のニーズが挙がっていた。このような背景から、同社では〝誰でも・どこでも・ストレスフリーに〟利用・管理できる製品として、シータCT4-LXシリーズを開発した。
新製品は、パソコンに接続することなくラベルが発光できる独自機能「AEP(Application Enabled Printing)」の搭載と、4.3インチの大型液晶タッチパネルの採用により、操作に不慣れな使用者であっても、画面を見ながら直感的にプリンタ設定やラベル発行が可能。エラー発生時にも、ヘルプ動画が投影されるため、使用者による早期の復旧を実現する。
製品寸法は178(W)×104(D)×214(H)ミリで、従来製品と比較して約13%縮小するなど、省スペース性を重視。また、大きく開くカバー機構により、ラベルやリボンのセットが容易となっている。さらに、ラベルごとの設定情報を登録・保存できる「 メディアプロファイル機能」や、設定変更時に USBメモリーへデータを 自動保存する「オートクローン機能」などの機能を充実させた。
最大の特徴とされる多言語表示・印字への対応について、同社では「日本市場では現在、多様な人材が現場で働くケースが少なくなく、その対応製品として効果を発揮する。また、グローバル展開を図るユーザーの共通モデルとして活用できる。さらにIoT技術を活用した予防保守ならびに資産管理サービスにも対応する」と説明する。
主な仕様は次の通り。▽印字方式…感熱/熱転写▽ヘッド密度…203/305dpi(モデルにより異なる)▽印字速度…最大毎秒200ミリ(203dpi時)▽印字有効エリア…2500(L)×104(W)ミリ
同社では、今後5年間で累計20万台の販売を目指す。なお問い合わせは、(株)サトー(TEL0120-090-310)まで。
 
(2019年10月1日号掲載)

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