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ユポ・コーポレーション、開発研究所新棟を建設 鹿島工場 19年秋に竣工

株式会社ユポ・コーポレーション(東京都千代田区神田駿河台、藤原英幸社長、TEL03-5281-0811)はこのほど、鹿島工場(茨城県神栖市東和田)の開発研究所に関する新棟の建設を発表した。2019年に創立50周年を迎える同社の記念事業の一環として実施されるもので、工場北側の隣接地に建設を予定。同年秋の竣工を目指す。

鹿島工場は、同社唯一の国内生産拠点であり、ユポグループ全体の研究開発を担う。現在の開発研究所は1971年、旧王子油化合成紙研究所の工場内研究棟として開設された。
新棟には、工場内に分散配置している各種パイロット、試作、試験設備を集約。また、新たに各種分析・検査機器を導入する。これにより、バイオマス由来樹脂を配合した「ユポグリーン」や、印刷工程での生産性向上を目指した「紙用油性インキで両面印刷が可能なユポ」など、次世代型の新製品開発に対するスピードアップを図る。
また、工場内の開発関連設備の移設跡地には、新製品の生産に対応する生産設備を順次導入。将来の需要増に備えた生産能力の増強を計画している。
新棟は鉄筋コンクリート造2階建で、建屋面積は1375平方メートル。ベンチ設備および各種実験室、評価関連設備、執務・会議エリアを配置する。総工費は13億円。
 
(2018年12月1日号掲載)

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