リンテックはこのほど、特殊紙全般を対象に価格改定を発表した。10月1日(月)出荷分から、販売価格の10%以上の引き上げを行う。
同社では、パルプなど輸入原材料価格や燃料、諸資材価格の高騰、物流費の上昇などを理由に、特に洋紙事業の収益が悪化。生産効率改善や諸経費削減など、あらゆる面でコスト低減や合理化に取り組んできた。
しかし、自助努力だけで克服するのが困難な状況となったため、製品の安定供給や品質維持を目的に、今回の価格改定へと至ったと説明している。
(2018年8月1日号掲載)