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AVT、国内事業部開設 検査装置で日本市場強化へ本腰

AVT(イスラエル)はこのほど、同じダナハーグループ(米国)傘下のビデオジェット・エックスライト(株)(エックスライト社・東京都江東区青海、南文輝社長)内にAVT事業部を開設した。AVTはこれまで、代理店を通じて日本市場に展開。今回、正式な窓口を設け、国内市場の事業強化を図る狙い。

AVTは世界で累計8000台(2017年末時点)を売り上げる検査システムのグローバルリーダー。検査装置のほかインラインカラーマネジメント、デジタル印刷対応ソリューションの3事業で構成する。このうち「Helios」「Argus」シリーズなどを有する検査装置は、インライン対応のほか、オフラインでさまざまな加工機への搭載も可能と高機能性が世界で評価されている。
今回の国内事業部開設について、エックスライト社AVT事業部の村中靖夫セールスマネージャーは次のように説明する。
「ダナハーPIDグループはAVTやエックスライト社以外にパントン、エスコ、ビデオジェット社などを擁する。検査装置を単体で提供するのみならずデザイン制作、色管理、工程自動化、検査とプリプレスからポストプレスまでグループのサービス領域はワークフロー全域にわたる。プロセスの最適化に資するソリューションを提供できる競合他社にない総合力を生かし、事業強化を図りたい」
なお、これまでAVTの検査装置を販売してきた(株)光文堂(名古屋市中区金山、讃岐秀昭社長)とは、引き続き協業して「販売とサポートをより強化していく方針」(同社)という。
 
(2018年4月1日号掲載)

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