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グラフテック、トナーRIP改良した新モデル 「ベタ表現大幅に進化」

グラフテック(株)(神奈川県横浜市戸塚区品濃町、佐々木秀吉社長、TEL045-825-6200)はこのほど、電子写真方式のフルカラーラベルプリンタ「LABELROBO DLP1000」の印刷品質を向上させたモデルを新たに発表した。

主な変更点として、トナーを改良しRIPを標準化した。600×2400dpiの解像度や最大印刷速度毎分7.2メートル、機種名といった部分は従来通りだが、色の再現性を高めて高精細な印刷を実現。起動時にキャリブレーションを自動で実行し、色のブレを抑える機能も実装した。
スクリーニングなどの設定は基材ごとに最適な値があらかじめ操作用ソフトに登録されており、スキルレスな運用が可能。後加工も考慮し、抜きやラミネート加工を行う「LABELROBO DLC1000」と組み合わせて、小ロットのラベル製造に柔軟に対応する。
また、RIP処理の段階で印刷用データをもとに後加工用のデータも併せて作成できる。DLP1000は最大8台のDLC1000を制御できる機能を備えており、ホットフォルダへデータが入稿されると、以降はオペレーターによる煩雑なPC操作を介さず印刷から後加工までスムーズに実行できる。
同社は内覧会などを通じ、同機のPRを進めるとともにユーザーの意見を吸い上げる。商品企画部の堀博人課長は「トナーとRIPの改良によって、ベタの塗りが大幅に進化した。今回の印刷品質向上と、お客さまから支持を得ている後加工機能を合わせた〝オールグラフテック〟の製造システムで、印刷の付加価値を高めるお手伝いができるのでは。100枚に満たない極小ロットでも簡易操作で、ロスも少なく製造できる点を訴求したい」と話す。
 
(2017年6月1日号掲載)

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